鳴り物入りのNISAですが、メリットの割に、デメリット(損失の繰り越しができない等)もあり、いまひとつ好きにはなれませんでした。
今日の報道では、積立NISAが始まるとのこと。年間上限40万円ですから、金額こそ大きくはありませんが、資産形成のための一歩になりますね。
とはいえ、優先順位で考えると、個人型の確定拠出根金は(積立NISAと同様の)運用益非課税というメリットの他に、所得控除、退職所得という税制メリットがありますから、
積立NISAを始める前に、確定拠出根金が先にくる選択肢であることは間違いないでしょう。
制度が沢山できるのは、嬉しいことではありますが、正直分かりにくくなっているようにも感じます。
「軽減税率時代の税率10%に戻してくれたら、一番分かりやすいのにね。」
とか、
「給与所得と一部でも通算できるようにしてくれれば、嬉しいのにね」
とか
思ったりしますが、FPとしてまずは正確な情報提供ですね。
<ヤフーニュースより>
積立NISA、20年で決着=非課税期間―政府・与党
時事通信 12/6(火) 23:08配信
政府・与党は6日、若年層の投資促進を狙いに創設する少額投資非課税制度(NISA)の積み立て型の新枠「積立NISA」について、非課税期間を20年とする方針を決めた。
年間の投資上限額は40万円とする方向。非課税期間を長くすることで、安定的な資産運用ができるようにする。2017年度与党税制改正大綱に盛り込む。
積立NISAの創設を要望した金融庁は当初、非課税期間を20年、投資上限を年60万円とするよう要望。これに対し、財務省は「20年は長すぎる」として、非課税期間を10年に圧縮する一方、投資上限を年60万円とする代替案を示し、与党の税制調査会もその方向で調整していた。
しかし、金融庁は安定的な資産運用には20年の期間が必要だとの主張を譲らず、最終的には6日に開かれた自民党税制調査会の非公式幹部会に森信親金融庁長官が出席して幹部を説得。これを受け、与党税調も20年非課税を認める方針に転換した。