自転車保険ってどうやって入るの?

「自転車保険ってどうやって入るのですか?」
というご質問を最近立て続けに頂きました。

自転車保険という保険は、厳密には存在しておらず、
単なるニックネームです。

主な対象保険は、

自分がけがをした場合 ⇒ 傷害保険

自転車でぶつかって人様にけがを負わせた。持ち物を壊してしまった
⇒日常生活賠償保険

この二つになります。

2015年10月に兵庫県が加入の義務化をしたのを皮切りに
全国の都道府県でも加入義務化の流れが進み、
47都道府県のうち24都道府県で義務化されています。

罰則規定はないものの、例えば加入していないと
通勤通学で自転車が
認められないといった不都合があったりします。

このうち「加入は義務だよ!」という義務を果たす
ためには「日常生活賠償」に加入する必要があります。

傷害保険については任意で、自由に判断して良いことになります。
念のため大阪府の行政窓口に確認してみたので間違いありません。

自転車事故で相手に大けがを負わせて賠償額が
1億円にもなるような判例があり、万一にもケガをさせてしまった場合に、
ケガを負った方も、負わせた方も大変です。

そんなお金の不安を月数百円でカバーしてくれるのが
日常生活賠償保険です。

この日常生活賠償にもっとも簡単に加入する方法は。
すでに加入している損害保険、例えば自動車保険や火災保険の
特約として付帯させる方法があります。

邪魔にならず最も手っ取り早いですし、
保険料は月々〇百円程度と非常に安価ですので、
あまり深く考えずに加入がおススメです。

例えば、子ども同士で遊んでいて、遊びの延長でA君がB子ちゃんに
ケガを負わせてしまった場合の治療費も日常生活賠償の対象になります。

またゴルフをする方も確認したほうが良いかもしれません。
プレイ中にゴルフクラブが飛んで行った、前の組に打ち込んでけがを負わせた
等も日常生活賠償の守備範囲に入ってきます。

実はちょっと前の日常生活賠償の場合、カート事故(運転の不注意による)
は免責になるものがあります。
今の日常生活賠償は運転不注意のカート事故でも
補償の範囲内に入ります。

数年前、お友達が運転するカートが横転してしまい、
同乗者が大けが、コースが奥深かったため車が入れず、
ヘリコプターの出動となったことがありました。
前の日常生活賠償ならちょっと真っ青な事態ですね。

自分の日常に合わせてどんなリスクがあって、
どんな補償を求めるかはそれぞれの判断が必要と言えそうです。

日常抱えるリスクに備えるのに便利なのが、Yahooさんの
PayPay保険が手掛けるちょこっと保険です。

必要な「ちょこっとした」補償をいろいろ選べて、私も愛用しています。

使うか使わないかは別にして、
傷害入院を主契約に、
携行品損害、日常生活賠償、受託物賠償責任、キャンセル費用、
救援者費用、弁護士費用の特約に加入して、月たったの910円です。

傷害入院はミニマムにしているためこの安さですが、
内容を充実するとそれなりの保険料になってきます。

ご自身のライフスタイルに合わせて転ばぬ先の杖、

偶然かつ外来の事故に備えるのは損害保険、
いづれ必ず訪れる死また高い確率で訪れる病気に備えるのは生命保険。

ライフスタイルに合わせて必要な保険を賢く選びたいですね。